防錆プライマーCCP-117E
サビがサビを呼ぶ
様々な金属、おもに鉄がその光沢を失い茶色くボロボロにサビていく様子をだれもが目にしたことがあるでしょう。鉄の場合、酸素、水、それに加え僅かな塩分、これらの要素が揃うとサビが発生します。そして、サビがさらにサビを広げ少しずつ、しかも確実に侵食していき、最終的には構造物の強度の低下や破壊に至ります。事実、サビ(金属の腐食)が原因で多くの故障・事故が発生し、ときに人命すら奪います。また、サビの発生は美観も損なう厄介者でもあります。
サビの上から塗られるサビ止め
CCP-117Eは、サビた面にそのまま塗られる下地塗料(プライマー)です。塗装による防錆処理をする際、一般的にはサビを金属光沢が出るほどに完全除去せねば十分な性能が得られません。しかし、CCP-117Eはすでに述べたようにサビそのものに作用、不活性化する効果があるため、サビの上からそのまま塗っても効果を発揮します。(注)ただし、予め容易に剥がれ落ちるようなサビの除去は必要です。サビそのものを補強、腐食により欠損した部分を補填する効果はありません。