凝集分離浄化剤特徴

天然由来成分配合で環境に優しい凝集分離剤
撹拌のみで、短時間で凝集分離
従来処理が困難であったデンプン除去
油脂類、重金属等 も同時に除去
食品業界に限らず工業分野、染色分野など幅広い分野で効果有り

生ゴミ処理機との併用により、排水処理後の産業廃棄物ゼロが実現します。
微生物及び一般の凝集処理では困難とされる、食品系排水中のでんぷん、たんばく、油脂類等を短時間の撹拌のみで水と有機物に分離できます。規制対象となるBOD、COD、SS、油分等も大幅に且つ同時に除去できます。
凝集反応が速く、フロックの沈降も速いため、処理時間の短縮、設備の小型化が可能です。
撹拌槽のみで処理可能なため、投資及び維持管理費を大幅に削減できます。

凝集分離浄化剤の5つの効果

  • 1. 溶解性物質の除去

    水質の汚染度を図る指標のBOD,COD数値の除去率が大きく、更に溶解しているS-BOD,S-COD数値を大幅に除去する世界初の新規性能商品です。

  • 2. ランニングコストの削減

    事業者側からは捨てる水にコストをかけたくない現状があります。「凝集分離浄化剤」は既存凝集剤のPAC(ポリ塩化アルミニウム)や硫酸バンドの+電荷のアルミニウムイオンに性能依存しないため、投入量を大幅にカットできます。それに伴い、PH調整用の苛性ソーダ等や架橋作用の高分子凝集剤ポリマーも同時に大量カットできます。ランニングコストを大幅に削減できる製品のため、事業所側のニーズに応えるとともに、廃水処理のコンプライアンスを支援できます。

    2. ランニングコストの削減

  • 3. イニシャルコストの削減

    「凝集分離浄化剤」は、でんぷん・たんぱく・油脂等の除去率が高いため、撹拌反応槽と凝集スラッジ回収槽で済み初期投資額は安価でイニシャルコストを大幅に削減できます。

  • 4. 産業廃棄物の削減

    既存凝集剤投入量を大幅に削減できるため、既存凝集剤各々が反応するスラッジも大幅に削減できます。例えば、PACと苛性ソーダが反応する凝集塩です。また、「水質浄化剤α」は脱水性能も向上し、結果として最終の凝集物量の大幅な削減で、産廃処理量が減るため産廃コストが大幅に削減できます。

    4. 産業廃棄物の削減

  • 5. ダウンタイム費用の削減

    「凝集分離浄化剤」の性能により、排水処理のPH管理は安定し、凝集分離反応も安定する。排水処理機能が安定し、処理水の水質性能も安定するため、トラブルによる停止等によるメンテナンス対応のダウンタイム費用の大幅削減につながります。

食品系の排水処理は微生物による活性汚泥法が多いのですが、分解に時間を要するために設備が大型となり、コストもかかることが問題でした。弊社では加圧浮上装置を組み合わせた全自動連続排水処理装置によリ、凝集分離浄化剤が短時間で水と有機物に分離できる特性を生かし、高効率に排水処理することを可能としました。
無機系の排水処理に対しても、凝集分離浄化剤を少量追加するのみでスラッジの脱水性能が向上し、スラッジ処理におけるコスト削減に貢献できます。

凝集分離浄化剤の性能

排水におけるBOD, COD, SS, n-Hexに対して 80 %以上の高い除去率を持つ。現状の設備は汚水をポンプにて凝集反応槽に投入する。次に凝集分離浄化剤、その他pH調整剤なども汚濁状態を目視で確認しながら投入し、撹拌機の制御盤を手動で運転している。凝集された分離汚泥物(スラッジ)が底部に沈殿分離した後、上部の上澄水を排水し、分離汚泥物(スラッジ)を自然脱水にて排出処理するバッチ処理を繰り返し行っている。